20世紀西洋人名事典 「アイラレムセン」の解説
アイラ レムセン
Ira Remsen
1846.2.10 - 1927.3.5
米国の化学者,有機化学者。
元・ジョンズ・ホプキンズ大学教授,ジョンズ・ホプキンズ大学名誉学長。
ニューヨーク生まれ。
コロンビア大学で医学を学んだが、化学を志し、ミュンヘン、ゲッティンゲンに留学する。1870年学位を得て、チュービンゲン大学でフィティッヒの助手としてスルホトルエンの酸化を研究。1872年帰国しウィリアムズ大学教授、1876年新設のジョンズ・ホプキンズ大学化学教授。1879年にはファールバーグとともにサッカリンを合成。1901〜13年同大学学長、’13年名誉学長となる。化学雑誌「American Chemical Journal」(1879年)を創刊し、1913年まで編集した。引退後は、スタンダード石油会社の顧問となる。著書「理論化学の原理」(1876年)。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報