アメリカの推理作家。恐怖を軸にした、叙情性に富む心理サスペンスの長、中、短編の佳作を数多く書いた。コーネル・ウールリッチCornell Woolrichまたは、ジョージ・ホプレイGeorge Hopleyの名も使用した。アイリッシュ名の最初の作品は1942年の長編『幻の女』。ウールリッチ名では、ブラック物といわれる題名にblackの入る長編などがあり、そのなかでも『黒衣の花嫁』(1940)、『喪服のランデブー』(1948)は有名。日の経過、時の経過につれて、刻々と高まっていくサスペンスを、得意の手法の一つとし、映画化されたものも非常に多い。
[梶 龍雄]
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