アインシュタイン=ド・ブロイの関係式(読み)アインシュタイン=ド・ブロイのかんけいしき(その他表記)Einstein-de Broglie's relation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

アインシュタイン=ド・ブロイの関係式
アインシュタイン=ド・ブロイのかんけいしき
Einstein-de Broglie's relation

A.アインシュタインは,黒体放射を説明するために M.プランクが導入したエネルギー量子の考えをさらに推し進めて,振動数 ν の光は Ehν ( hプランク定数) のエネルギーをもつ粒子の流れであると考えた。光を粒子と考えるとき光を光量子呼び,さらに素粒子の1つと考えるときは光子と呼ぶのが普通である。光量子の考えを使って,アインシュタインは光電効果を説明し,A.コンプトンコンプトン効果を説明した。また光量子は Ehν というエネルギーのほかに,ph/λ ( λ は波長) という運動量をもつことが確認された。この2つの式をアインシュタイン=ド・ブロイの関係式という。

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法則の辞典 の解説

アインシュタイン‐ド=ブロイの関係式【Einstein-de Broglie formula】

プランク定数*h としたとき,電子や光子(フォトン)のエネルギーを E,運動量の大きさを p,波長を λ とすると

の関係が成立する.これをアインシュタイン‐ド=ブロイの関係式という.この式では左辺粒子性右辺が波動性の項となっていて,波と粒子の二重性を巧みに表現する法則となっている.

出典 朝倉書店法則の辞典について 情報

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