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アキノエノコログサ(読み)あきのえのころぐさ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「アキノエノコログサ」の意味・わかりやすい解説

アキノエノコログサ
あきのえのころぐさ / 秋犬子草
[学] Setaria faberi Herrm.

イネ科(APG分類:イネ科)の一年草。全体的にエノコログサに似るが、稈(かん)は1メートルにも達し、葉鞘(ようしょう)の縁以外に葉面にも長毛をもつ。花穂はやや先が垂れ下がって長い。第2包穎(ほうえい)は長さが小穂の2分の1~3分の2。花期は9~11月。日本全土の道端林縁に生え、中国ベトナムにも分布する。

[許 建 昌 2019年8月20日]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のアキノエノコログサの言及

【エノコログサ】より

…キンエノコロは穂が黄金色に熟し,葉が線形で長い1種であり,それに似て少し小型のコツブキンエノコロS.pallidefusca Schumach.は第2次大戦後新大陸から帰化した。アキノエノコログサS.faberii Herrm.は第2次大戦中中国から帰化した1種で,穂や小穂が緑であるが,エノコログサよりわずかに大きく,穂が9月以後に出てくる。【小山 鉄夫】。…

※「アキノエノコログサ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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