デジタル大辞泉 「アッソス」の意味・読み・例文・類語 アッソス(Assos/Άσσος) 古代ギリシャ時代、小アジアにあった都市。現在のトルコ西部の村ベフラムカレの近郊に位置する。紀元前4世紀頃、学術都市として隆盛し、アリストテレスが3年ほど滞在したほか、同地出身のストア学派の哲学者クレアンテスがゼノンを継いで学頭になった。現在も、円形劇場、アゴラ、アテナ神殿などの遺跡がある。アソス。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アッソス」の意味・わかりやすい解説 アッソスAssos; Assus トロイ地方の古代ギリシアの都市。トルコ北西部のチャナッカレ市南南西約 75kmに位置する。アドラミュティオン (エドレミト) 湾にのぞみ,レスボス島のミシムナから前 1000年頃渡来したアイオリス人の植民都市として建設された。アケメネス朝ペルシア時代には独立を保ったが,アレクサンドロス3世 (大王) に征服され,以後ペルガモン王国,ローマの支配を受け,ビザンチン時代はマクラミオンと呼ばれた。アリストテレスがこの地に建てられたプラトン学派の学校で学び (前 347~344) ,ストア学派のクレアンテスがここで生れたことでも著名。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報