ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アドルフ2世」の意味・わかりやすい解説
アドルフ2世[ホルシュタイン伯]
アドルフにせい[ホルシュタインはく]
Adolf II, Graf von Holstein
[没]1164
東方植民時代初期のホルシュタイン伯 (在位 1128~64) 。ウェルフェン家の東方政策にそって,ウェストファリアやフリースラントのドイツ人をスラブ人地域の東ホルシュタインに入植させた。特にバルト海沿岸に最初のドイツ都市リューベックを建設 (1143) したことで知られる。また彼が復興したオルデンブルク司教座は,スラブ人への布教の一大中心となった。
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