スリランカ北部、ノース・セントラル州の州都。コロンボの北北東約170キロメートルに位置する。人口5万6632(2001)。古い歴史をもち、シンハラによる仏教文化の中心として、紀元前3世紀より興亡を繰り返しながら栄えた。付近には古代からの大小の貯水池が多数あり、高度の技術により用水路を引き、水を利用していた。タミルの侵入により一時荒廃したが、19世紀に復興された。スリランカ最大の円型の仏塔をはじめ、多くの仏跡や史跡に富み、観光の中心地となっている。1982年に「聖地アヌラダプーラ」として世界遺産の文化遺産に登録されている(世界文化遺産)。
[吉野正敏]
敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...