アヌラダプーラ(読み)あぬらだぷーら(その他表記)Anuradhapura

デジタル大辞泉 「アヌラダプーラ」の意味・読み・例文・類語

アヌラダプーラ(Anuradhapura)

スリランカ北部の都市。北中部州の州都古代よりシンハラ人王朝の都が置かれ、同国における仏教の中心地として栄えた。市街西部の遺産地区には、仏塔、仏教寺院、王族ゆかりの建物の跡、沐浴場などが残り、観光客や信徒が多く訪れる。1982年に「聖地アヌラダプーラ」の名称で世界遺産(文化遺産)に登録された。アヌラーダプラ

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「アヌラダプーラ」の意味・わかりやすい解説

アヌラダプーラ
あぬらだぷーら
Anuradhapura

スリランカ北部、ノース・セントラル州の州都。コロンボ北北東約170キロメートルに位置する。人口5万6632(2001)。古い歴史をもち、シンハラによる仏教文化の中心として、紀元前3世紀より興亡を繰り返しながら栄えた。付近には古代からの大小貯水池が多数あり、高度の技術により用水路を引き、水を利用していた。タミル侵入により一時荒廃したが、19世紀に復興された。スリランカ最大の円型の仏塔をはじめ、多くの仏跡史跡に富み、観光の中心地となっている。1982年に「聖地アヌラダプーラ」として世界遺産の文化遺産に登録されている(世界文化遺産)。

吉野正敏

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