アパラチア造山運動(読み)アパラチアぞうざんうんどう(その他表記)Appalachian orogeny

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アパラチア造山運動」の意味・わかりやすい解説

アパラチア造山運動
アパラチアぞうざんうんどう
Appalachian orogeny

北アメリカ東部のアパラチア山脈の基本構造が形成された古生代末の造山運動。今日のアパラチア山脈からニューイングランドまで 2000kmに及ぶ地向斜が古生代初期頃から形成され,古生代を通して地殻変動を繰り返した。中期デボン紀に地向斜の中央隆起帯が出現して,この陸地から大量の砕屑物が西側に運ばれ,石炭紀からペルム紀の厚い陸成層が形成された。ペルム紀には南東から北西へ押しかぶせ褶曲断層によって,アパラチア山脈の複雑な地質構造が完成した。この石炭紀後期からの地変をアパラチア造山運動という。地向斜の概念は 1859年にジェームズ・ホール,1873年にジェームズ・ドワイト・デーナがこの地変の研究によって提示した。

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最新 地学事典 「アパラチア造山運動」の解説

アパラチアぞうざんうんどう
アパラチア造山運動

Appalachian orogeny

アパラチア変革(Appalachian revolution)とも。北米東部のアパラチア地向斜の最後の段階で,ペンシルバニア紀後期からペルム紀末まで続き,アパラチア山脈の基本構造を完成した造山運動を指す。アパラチア地向斜の中央隆起(マゴック帯)はデボン紀に出現し,そこから大量の砕屑物が西の劣地向斜に運ばれた。ペルム紀にはバレーアンドリッジ区に示されるような南東から北西へ押しかぶせた褶曲と衝上断層の構造を生じ,三畳紀には現在のアパラチア南東山麓にみられるモラッセ型のニューアーク層群が形成された。

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