アブドゥル・マリク(その他表記)`Abd al-Malik

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アブドゥル・マリク」の意味・わかりやすい解説

アブドゥル・マリク
`Abd al-Malik

[生]646/647. メジナ
[没]705.10. ダマスカス
ウマイヤ朝第5代のカリフ (在位 685~705) 。父マルワーン1世が暗殺されたあとをうけてカリフに就任,まず混乱していたシリアのアラブ軍を再編成して,その兵力イラクを再征服した。次いでメジナの僭称カリフ,アブドゥッラー・イブヌッ・ズバイルを滅ぼし,また抵抗を続けていたハワーリジ派の勢力を一掃し,さらにイブヌル・アシュアスの率いるイラクのアラブ軍の反乱を鎮圧して,分裂を重ねていたイスラム世界をシリア軍の力でウマイヤ家のもとに再統一した。彼はまた行政組織を再編成し,行政用語にアラビア語を採用し,イスラムの金貨 (ディーナール) ,銀貨 (ディルハム) を初めて鋳造するなど,国家体制の整備にも努めた。今日エルサレムに残る岩のドームは彼の建設したものである。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...

重陽の用語解説を読む