現代外国人名録2016 「アリスウォーカー」の解説
アリス ウォーカー
Alice Malsenior Walker
- 職業・肩書
- 作家
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1944年2月9日
- 出生地
- ジョージア州イートントン
- 学歴
- サラ・ローレンス大学卒
- 受賞
- ピュリッツァー賞(小説部門)〔1983年〕「カラーパープル」,全米図書賞〔1983年〕「カラーパープル」,O.ヘンリー賞〔1986年〕
- 経歴
- 人種差別の激しいジョージア州の貧しい小作人の両親のもとに生まれる。アトランタのスペルマン・カレッジに学び、サラ・ローレンス大学を卒業。詩人として文学活動を始め、1960年代には公民権運動、女性解放運動に参加。’68年詩集「かつて」を処女出版し、’70年小説「グレンジ・コープランドの第三の性」で作家デビュー。やがて自己の作品にアフリカ系の生の歴史と心理を辿り、打ち捨てられた過去を再獲得し持続していこうとする方向性を見い出す。’74年「愛と苦しみ」、’76年「メリディアン」発表。’83年アフリカ系姉妹の数奇な運命を描いた「カラーパープル」(’82年)でアフリカ系米国人女性としては初めてピュリッツァー賞を受賞。その後、スピルバーグ監督により映画化もされ、世界にその名を知られるようになる。他に詩集「馬がいると景色は映える」、エッセイ集「母の庭をさがして」(’83年)、「勇敢な娘たちに」(’97年)、小説「わが愛しきものの神殿」(’89年)、「父の輝くほほえみの光で」(’98年)、アフリカの女性性器切除の慣習を取り上げた「喜びの秘密」(’92年)など。2003年初来日。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報