2010年に登録された世界遺産(文化遺産)。イラン北西部のアルダビールに位置し、16世紀初頭から18世紀末にかけて建造された遺跡で、イスラム神秘主義(スーフィズム)の隠遁所として建てられた場所。イランの伝統的な建築様式によるモスク、霊廟、図書館、学校、貯水槽、調理場、パン工房、事務所などがある。長老であるシェイフの霊廟へ通じる道も遺産の一部。イスラム神秘主義の7つの段階を表す7つの場面に分けられ、8つの心構えを表す8つの扉で区切られている。稀少性の高い骨董の数々、豪華なインテリア、伝統的装飾の外観で飾られている。◇英名はSheikh Safi al-din Khānegāh and Shrine Ensemble in Ardabil