20世紀西洋人名事典 「アルノルドツヴァイク」の解説
アルノルド ツヴァイク
Arnold Zweig
1887.11.10 - 1968.11.26
ドイツの小説家。
元・東ドイツ芸術院会長。
グローガウ(シュレジア)生まれ。
ユダヤ系の家に生まれる。第一次世界大戦の体験をもとにした「白人の大戦争」と総称される一連の作品で多面的に戦争を分析、戦場の描写よりも心理面や社会的背景に重点をおき、戦争体験に依って意識変革を遂げる人たちの姿を描いた。1933年ナチ政権確立後にパレスティナに亡命したが、’48年に東ベルリンに戻った。著書に「クラウディアをめぐる物語」(’12年)、「グリーシャ軍曹をめぐる争い」(’27年)、「ワンツベクの斧」(’43年)他。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報