現代外国人名録2016 「アルバートゴアJr.」の解説
アルバート ゴア Jr.
Albert Gore Jr.
- 職業・肩書
- 政治家,環境問題専門家 元米国副大統領
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1948年3月31日
- 出生地
- テネシー州
- 本名
- Gore,Albert Arnold
- 別名
- 愛称=ゴア,アル〈Gore,Al〉
- 学歴
- ハーバード大学〔1969年〕卒,バンダービルト大学ロースクール〔1976年〕修了
- 受賞
- ノーベル平和賞〔2007年〕,ケネディ記念賞〔1993年〕
- 経歴
- 1969年ハーバード大学卒業後、2年間米陸軍兵士としてベトナム戦争に従軍。帰国後、バンダービルト大学に学び、在学中の’71〜76年ナッシュビルの朝刊紙「テネシアン」記者としても働く。’76年27歳でテネシー州より民主党下院議員に初当選。’84年同州始まって以来の大量得票で上院議員に当選。’85〜93年上院議員。この間、’88年の民主党大統領指名争いに加わったが敗退。’92年の大統領選ではビル・クリントンに民主党副大統領候補に指名され、11月当選、’93年1月米国副大統領に就任。’97年1月第2期クリントン政権でも留任。外交、安全保障、軍縮問題、環境問題のエキスパートである一方、“情報スーパーハイウェイ”を提唱、IT革命にも貢献した。’98年9月、2002年開催のソルトレークシティ冬季五輪政府特別委員会委員長に就任。2000年8月民主党大会で同党大統領候補に指名される。共和党のブッシュ候補との対決となった11月の大統領選では、僅差のため決着がつかず、フロリダ州では再集計が行われるなど1ケ月以上に渡って混乱が続いたが、12月敗北宣言する。2001年1月副大統領を退任。同年2月よりコロンビア大学講師やカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)客員教授などを務める。2004年ジェネレーション・インベストメント・マネジメント会長に就任。アース・デー(地球の日)の提案者としても知られ、以後も環境問題の専門家として活動。2006年地球温暖化に関するドキュメンタリー「An Inconvenient Truth(不都合な真実)」(D.グッゲンハム監督)に出演。同映画は2007年アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞。自身も同年ノーベル平和賞を受けた。著書に「地球の掟―文明と環境のバランスを求めて」「理性の奪還」がある。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報