20世紀西洋人名事典 「アルフレッドジャリ」の解説
アルフレッド ジャリ
Alfred Jarry
1873.9.8 - 1907.11.1
フランスの劇作家,詩人。
ブルターニュ生まれ。
1894年に詩集「砂時計覚え書き」でデビューし、象徴主義に加わる。1898年にはリュニェ・ポーの製作座で戯曲「ユビュ王」を発表した。これは、人間の愚かしさ、卑しさなどを体現する破壊的な主人公ユビュが主人公で、彼自身も実生活でユビュ化して生き、アルコール中毒と、貧窮の中に生活を求め、ブルジョア的平穏に挑戦した。ほかに「フォーストロール博士の言行録」(死後の’11年刊行)、自伝的小説「日々と夜々」(1897年)などの著書がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報