20世紀西洋人名事典 「アルフレッドマネシエ」の解説
アルフレッド マネシエ
Alfred Manessier
1911.12.5 - 1993.8.1
フランスの画家。
ソンム県サン・カン生まれ。
1945年以降パリの抽象画壇の代表的存在の一人。アミアンの美術学校で学んだ後、エコール・デ・ボザールで建築を学ぶ。又ルーブル美術館で模写の仕事に携わる。’35年アカデミー・ランソンでR.ビッシェールに師事。作品は繊細な線と清潔な光をもち、受難、祈祷を主題とした純粋な抽象絵画によって宗教的感情を見事に表現した。又フランス各地の教会に抽象的ステンドグラスを制作した。’53年サン・パウロ・ビエンナーレで大賞、’62年ベネチア・ビエンナーレで大賞を受賞。代表作品に「エマオの弟子」(’44年)、「いばらの冠」(’50年)、「ゲツセマネ」(’51年)、「カルヴァリ山」(’54年)、「受難」(’55年)、「グレゴリオ聖歌」(’55年)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報