アルブレヒト2世(読み)アルブレヒトにせい(その他表記)Albrecht II

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アルブレヒト2世」の意味・わかりやすい解説

アルブレヒト2世
アルブレヒトにせい
Albrecht II

[生]1397.8.6.
[没]1439.10.27. ランゲンドルフ
ドイツ王 (在位 1438~39) ,ボヘミアハンガリー王 (在位 38~39) 。アルブレヒト5世としてオーストリア公。非常に強力で好戦的な君主として知られる。ハプスブルク家のアルブレヒト4世の息子。 1404年父の死後義父ジギスムント (神聖ローマ皇帝,ボヘミア王,ハンガリー王) の死およびルクセンブルク家断絶ののち,ジギスムントの娘と結婚,ドイツ王に選挙され (皇帝位は教皇から承認されなかった) ,さらにボヘミア王,ハンガリー王の位を授与された。治世は2年に満たず,その大部分は,上記両王国内の土着貴族の蜂起や,トルコ人に対するハンガリーの防御に費やされ,その結果,ドイツ本国はおろそかにされた。対トルコ戦でのアルブレヒトの早死にによって,ハプスブルク家に内紛をもたらすことになった。

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367日誕生日大事典 「アルブレヒト2世」の解説

アルブレヒト2世

生年月日:1397年8月10日
ドイツ王
1439年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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