アンタキヤ(読み)あんたきや(英語表記)Antakya

日本大百科全書(ニッポニカ) 「アンタキヤ」の意味・わかりやすい解説

アンタキヤ
あんたきや
Antakya

トルコの小アジア半島南東端、シリア国境のハタイ県の県都。別名ハタイHatay。シリアから流れるアシ川(オロンテス川河畔に位置し、地中海からは25キロメートル隔たる。人口14万4910(2000)。紀元前300年ごろに建設されたアンティオキア起源をもつ。国境に近い道路交通の要衝で、シリアのアレッポラタキアとも通じる。県内で産する小麦柑橘(かんきつ)類、オリーブなどを集散する。歴史の古さにもかかわらず戦火や地震の被害を受け、史跡乏しい。第一次世界大戦後フランス領シリアに編入されていたが、1939年トルコ領に復した。

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出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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