アンチステネス(その他表記)Antisthenēs

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アンチステネス」の意味・わかりやすい解説

アンチステネス
Antisthenēs

[生]前455頃.アテネ
[没]前365頃
ギリシア哲学者キュニコス派の祖。最初ゴルギアスに師事,のちソクラテスを信奉。彼はソクラテスにならって究極目的としたが,それは禁欲による快楽からの自由を意味するにすぎず,きわめて一面的であり,他の人間的活動一切への無関心となって現れた。また,ただ個物のみが存在するという立場から,イデア説に強く反対した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む