アンドラーシュ2世(読み)アンドラーシュにせい(その他表記)András II; Endre II

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アンドラーシュ2世」の意味・わかりやすい解説

アンドラーシュ2世
アンドラーシュにせい
András II; Endre II

[生]1175
[没]1235.10.26
アールパード朝ハンガリー王国の王 (在位 1205~35) 。エンドレ2世とも呼ばれる。ベーラ3世の子。大貴族と争ったが,王領の財政悪化のため次第に譲歩を余儀なくされた。 1217年中近東への十字軍に1万 5000の兵を率いて出征。帰国後 1222年,金印勅書発布。貴族の諸権利,とりわけ国王布告に抵抗する権利を承認した。 1225年トランシルバニアに入植したドイツ騎士団を追放した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android