20世紀西洋人名事典 「アンドレオベー」の解説
アンドレ オベー
André Obey
1892 - ?
フランスの劇作家,小説家。
ドゥエ生まれ。
1919年「町の番人」、続いて「不安な子供」(’20年)などの小説を著した後、D.アミエルとの合作で劇作にも携わる。’31年には劇団「十五人組」の座付作者となり、「ノア」(’31年)、「リュクレースの凌辱」(同年)などを書く。’46年コメディー・フランセーズ座長となる。その後の作品には、「灰の男」(’49年)、「ラザロ」(’51年)、「風の乙女」などがある。詩的かつ格調性に富む古典的な作品である。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報