日本大百科全書(ニッポニカ) 「アンナバ」の意味・わかりやすい解説 アンナバあんなばAnnaba 北アフリカ、アルジェリアの地中海沿岸東部にある商工業都市。アンナバ県の県都。旧名ボーヌBône。人口34万8554(1998)、44万2230(2008センサス)。古くから港町として栄え、フランス植民地時代は背後の農業地帯の農産物(穀物、柑橘(かんきつ)類など)やウェンザの鉄鉱石など鉱産物の輸出港として発展し、製鉄所もつくられた。近年日本の技術協力などで南郊にエルハジャール製鉄所が建設された。港の周辺には近代的市街地がある。古い市街地に11世紀のイスラム寺院が残っている。交通の要所で国際空港もある。[藤井宏志] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例