アンプル(読み)あんぷる(英語表記)ampoule フランス語

日本大百科全書(ニッポニカ) 「アンプル」の意味・わかりやすい解説

アンプル
あんぷる
ampoule フランス語

注射剤1回分を入れるガラス製の小容器。1886年フランスのスタニスロー・リモザンStanisllo Limoisinが発明した。普通は頸(けい)部を細くしたガラス管で、無色のものをはじめ、青色褐色着色ガラスを用いたものもある。着色アンプルは遮光用である。使用時は頸部ハート形のアンプルカットややすりで切断し、内容を注射器で取り出す。最近ではアンプルカットのいらないイージーカットアンプルやワンポイントアンプルといったものが使用されるようになった。また、プラスチック製のものもある。

[幸保文治]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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