アーカートダムクーン・ラピーパット
あーかーとだむくーんらぴーぱっと
Akatdamkoeng Raphiphat
(1905―1932)
タイの小説家。王族の生まれ。イギリスとアメリカで法律を学び、帰国後官職についたが、辞職して創作に専念した。処女作『人生劇場』(1929)は、外国を舞台にし、留学生ウィスートの国際恋愛と学業の挫折(ざせつ)を扱った回想形式の作品で、タイにおける近代小説の先駆をなすものと考えられる。ほかに『黄色か白か』(1930)、および短編集として『楽園喪失』(1931)、『世界を覆って』(1932?)などの作品がある。
[岩城雄次郎]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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アーカートダムクーン・ラピーパット
Akatdamkoeng Raphiphat
1905 - 1932
タイの小説家。
王族の生まれで、英国、米国で法律を学んだ後、帰国し官職についたが、創作に専念するために辞職。タイにおける近代小説の先駆となる、「人生劇場」(1929年)でデビュー。これは国際恋愛と学業の挫折を描いた回想形式の作品。他に「黄色か白か」(’30年)、「世界を覆って」(’32?年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報
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