アースデー

百科事典マイペディア 「アースデー」の意味・わかりやすい解説

アース・デー

1970年2月7日,米国スタンフォード大学自治委員長のD・ヘイズが深刻化している公害・自然破壊から地球と地域を守ろうと呼びかけ,4月22日に全米で2000万人以上が参加して開いた環境保護の催し。これがアースデーの始まりである。この第1回アース・デーはニューヨーク市長が五番街から自動車を締め出し,サンフランシスコでは約10万人が街頭に出,さまざまな方法で公害追放を訴えた。アース・デーはその後,全世界に広がり,日本でも毎年,シンポジウム,リサイクル運動の催し,記念植樹,ごみ拾いなど,さまざまな行事が行われている。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アースデー」の意味・わかりやすい解説

アースデー
earth day

地球の日のこと。 1970年4月 22日アメリカで行われた環境保護運動を記念し,G.ネルソン議員がこの日を「アースデー」と宣言,全米各地で活動開始現代の環境保護運動のさきがけといわれている。 80年からは全世界に呼びかけ,90年4月 22日にはスタンフォード大学のデニス・ヘイズ客員教授らにより 20周年記念イベントが計画され,日本を含む 141ヵ国・地域の人々が参加した。フランスでは 50万人が「人間の鎖」をつくり,アメリカでは大統領が環境保護団体を表彰するなど,世界中で地球を守ることを趣旨とした動きがみられた。以後毎年「4月 22日」を世界中の人々が地球について考える日とし,さまざまな取組みが行われている。

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