アーチチョーク(その他表記)Cynara scolymus; artichoke

精選版 日本国語大辞典 「アーチチョーク」の意味・読み・例文・類語

アーチチョーク

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] artichoke ) キク科多年草。高さ約一・五メートル。アザミに似た葉で夏に大きな濃紫色の花をつける。花が開く直前つぼみをもぎ、その中の肉質部分を食用にする。ちょうせんあざみ。
    1. [初出の実例]「定食だが中々凝って、アテチョクなど出た」(出典:古川ロッパ日記‐昭和一二年(1937)六月二二日)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アーチチョーク」の意味・わかりやすい解説

アーチチョーク
Cynara scolymus; artichoke

キク科の大型の多年草で,地中海沿岸地方原産。南ヨーロッパやラテンアメリカでよく栽培されている。高さ 2mに達し,葉は大型で羽状に深裂し,裏面白色綿毛が密生する。夏に,茎の先端にアザミに似てはるかに大型の紫色の頭状花をつける。切り花として観賞用にされることもあるが,若い頭状花の花托総包片の基部の多肉部分をゆでて食用にする。また観葉植物としても栽培される。チョウセンアザミ和名もあるが朝鮮半島にはまったく関係がなく,外国風のアザミという意味であろう。

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