アートペッパー(その他表記)Art Pepper

20世紀西洋人名事典 「アートペッパー」の解説

アート ペッパー
Art Pepper


1925.9.1 - 1982.6.15
米国のカリフォルニア州ガーデナ。
カリフォルニア州ガーディナ生まれ。
本名Arthur Edward〉 アーサーエドワードPepper ペッパー
1943年ベニー・カーターの紹介で、スタン・ケント楽団に参加。アルト・サックス奏者としての技量、個性を開花させる。’51年ダウンビート誌人気投票で2位を取るなどの人気を得たが、麻薬のため刑務所服役。’56〜57年は成熟期で「リターン・オブ・アート・ペッパー」「ミーツ・ザ・リズム・セクション」など優れた作品がある。’61年再度麻薬で服役。再起後’70年代末から再び人気を得、「ライブ・アット・ビレッジ・バンガード」「ストレートタイム」などを録音。アドリブに優れ、晩年コルトレーン傾倒自伝「ストレート・ライフ」は反響を呼ぶ。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のアートペッパーの言及

【ペッパー】より

…愛称アート・ペッパーArt Pepperの名で親しまれるアメリカの白人のジャズ・アルト・サックス奏者。1947‐52年,スタン・ケントン楽団のスター・ソリストとして人気を得,独立したが麻薬でキャリアはしばしば中断した。…

※「アートペッパー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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