20世紀西洋人名事典 「アーブラハームカイパー」の解説
アーブラハーム カイパー
Abraham Kuyper
1837.10.29 - 1920.11.8
オランダの神学者,政治家。
元・オランダ首相。
マースライス生まれ。
牧師の子として生まれ、大学卒業後、ベイスト、アムステルダムなどで牧会。国教会の改革を試みて免職され、オランダ改革派教会を組織、また1878年には反革命党を創設し、宗教学校への国庫補助、参政権の拡大などを主張した。1901年の選挙での勝利により、’05年まで政権を担当、首相となる。この間、’80年アムステルダム自由大学を創立し、教会、国家から自由である高等教育機関を目指し、’98年のアメリカ訪問ではプリンストン大学で講演を行った。主な著書に「王のために」(’92年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報