旺文社世界史事典 三訂版 「アーヘン和約」の解説
アーヘン和約
アーヘンわやく
Frieden zu Aachen
②1748年10月に結ばれた,オーストリア継承戦争の講和条約
ライン川下流のドイツの古都アーヘンで結ばれた条約。
フランスとオランダ,イギリスとスウェーデン間に締結。これにより,フランスはフランドルの一部を得た。
オーストリア・プロイセン・フランス・イギリス間で締結。(1)オーストリアの王位はマリア=テレジアに帰属する,(2)プロイセンのシュレジエン(シレジア)領有を認める,(3)オーストリアはパルマ・ピアツェンツァをスペインに譲る,などを決定。この結果,プロイセンは強大となり,オーストリアとの対立は激化した。
出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報