イチャン(読み)いちやん

日本歴史地名大系 「イチャン」の解説

イチャン
いちやん

漢字表記地名「一已」のもととなったアイヌ語に由来する地名。コタン名や河川名としても記録されている。天保郷帳には「イシカリ持場」のうち「イチヤン」とみえ、当地一帯は近代に入り一已いちやん村に包含された。仮名表記は「イチヤン」(「蝦夷人物誌」、「戊午日誌」登加智留宇知之誌など)のほか「イシヤン」(「蝦夷人物誌」、登加智留宇知之誌)、「イジヤン」(「丁巳日誌」再石狩日誌、「石狩日誌」)がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「イチャン」の意味・わかりやすい解説

イ・チャン(李燦)
イ・チャン
Yi Ch'an

[生]隆煕4(1910).1.15. 咸鏡南道,北青
[没]1974.1.6. 平壌
北朝鮮の詩人。 20歳で渡日して早稲田大学露文科に学んだが中退ソウルに帰りカップの詩人として活躍し逮捕されて数年間を下獄,以後 1945年の解放まで筆を絶った。解放後は北朝鮮文学芸術総同盟書記長をつとめた。詩集待望』 (1937) ,『望郷』 (37) ,『勝利の記録』 (47) ,『李燦詩選集』 (58) などがある。朝鮮人民の愛唱歌『金日成将軍の歌』 (46) の作詞者としても知られている。

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