深川市(読み)フカガワシ

デジタル大辞泉 「深川市」の意味・読み・例文・類語

ふかがわ‐し〔ふかがは‐〕【深川市】

深川

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日本歴史地名大系 「深川市」の解説

深川市
ふかがわし

面積:五二九・二三平方キロ

昭和三八年(一九六三)五月、雨竜うりゆう郡深川町・一已いちやん村・納内おさむない村、空知郡音江おとえ村が合併して成立。同四五年多度志たどし町を編入し、現市域となる。空知支庁管内の北部に位置し、市域の南部を西流する石狩川の左岸は空知郡、右岸雨竜郡に属する。東は上川支庁管内の旭川市、西は雨竜妹背牛もせうし町、同郡秩父別ちつぷべつ町、同郡沼田ぬまた町、北は留萌郡小平おびら町・雨竜郡幌加内ほろかない町、南は音江連山を境に芦別市・赤平市・滝川市。北部の山間地は多度志地区で、雨竜川が北東から南西に流れ、流域集落がある。市域の中央部を雨竜川第一の支流大鳳おおほう川が西流し雨竜川に注ぐ。石狩川左岸を国道一二号、主要道道深川―豊里線、道央自動車道(北海道縦貫自動車道)、右岸を主要道道旭川―深川線、同深川―雨竜線とJR函館本線が通る。ほかに北部を国道二七五号が縦貫する。函館本線深川駅からJR留萌本線、国道一二号から同二三三号、道央自動車道から深川留萌自動車道が分岐する。鉄道の駅は深川駅のほか、函館本線納内駅、留萌本線北一已駅がある。内陸気候で、年平均気温は摂氏六・五度(平成一二年)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「深川市」の意味・わかりやすい解説

深川〔市〕
ふかがわ

北海道中央部,石狩川上流に沿う市。南部は石狩平野北端を占める。 1963年深川町と一己 (いつちゃん) ,納内 (おさむない) ,音江の3村が合体して市制。 70年多度志 (たどし) 町を編入。地名はアイヌ語のメム (清く深い水の流れの意) に由来。 1890年に入植開始,95年頃から屯田兵による開拓が進められた。 1916年に大正用水,27年神竜用水が完成し,米作地帯となった。食品加工,農機具製造などの工業,肉牛・乳牛の飼育,養豚,養鶏などの畜産も行われる。 JR函館本線が通り,留萌本線を分岐。国道 233号線,275号線が通り,道央自動車道のインターチェンジがある。国道 12号線沿いの音江には史跡環状列石がある。面積 529.42km2人口 2万39(2020)。

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