北条民雄(ほうじょうたみお)の短編小説。1936年(昭和11)2月『文学界』に発表。同年、創元社刊の短編集に収録。原題は「最初の一夜」で、彼が師事していた川端康成(かわばたやすなり)の改題になる。ハンセン病(旧称、癩(らい))の宣告を受け、自殺未遂を繰り返したすえに入院した青年尾田(おだ)は、重症患者たちの凄絶(せいぜつ)な姿を目の当たりにして動揺するが、「癩者の生活を獲得する時、再び人間として生き復(かえ)る」という病棟夫佐柄木(さえき)を知り、朝の光とともに「やはり生きて見ることだ」と思い始める。同じ病気に冒されていた作者の苦悩と決意を描いて、大きな衝撃を与えた作品。
[宗像和重]
『『いのちの初夜』(角川文庫)』
自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...
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