20世紀西洋人名事典 「イブタンギー」の解説
イブ タンギー
Yves Tanguy
1900.1.5 - 1955.1.15
米国の画家。
フランス出身。
父は海軍軍人で、10代に船員見習いとして各地を航海、1923年パリでキリコの絵を見て衝撃を受け独学で絵を描き始める。’25年シュルレアリスム運動に参加、やがて漠然たる空間の中に心霊的現象ともいうべき超現実的イメージを描く作風を確立、シュルレアリスムの代表的作家となる。’39年渡米、’42年帰化、「時の蜃気楼」(’54年メトロポリタン美術館)、「弧の増殖」(’55年ニューヨーク近代美術館)等の作品がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報