20世紀西洋人名事典 「ウィリアムエンプソン」の解説
ウィリアム エンプソン
William Empson
1906.9.27 - 1984
英国の詩人,批評家。
元・シェフィールド大学教授。
ヨークフリート生まれ。
ケンブリッジ大学で数学を専攻したが、I.A.リチャーズの影響で英文学に転向。在学中に書かれた「曖昧の七つの型」(1930年)は分析批評の方向を決定した画期的論文であった。’31年来日し、東京文理科大学(現筑波大学)、東京大学で教鞭をとった後、抗日戦争中の西南連合大学でも教え、’52年帰国。帰国後’53年シェフィールド大学で英文学教授をつとめた。著書はほかに「ミルトンの神」(’61年)、詩集「全詩集」(’55年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報