20世紀西洋人名事典 の解説
ウイリアム・ルイス エルキン
William Lewis Elkin
1855 - 1933
米国の天文学者。
元・エール大学天文台長。
ルイジアナ州生まれ。
高校卒業後、天文学研究の為ストラスブールのヴィンケネに師事、卒業後南アフリカに赴任し、王室天文官D.ギル夫妻と協力して10cmヘリオメーターでケンタウルス座α星など9星の実視視差を観測、αCenの視差として0.75″を得る。15cmのヘリオメーターを持つエール大学から招かれ1884年から観測に従事、’96年同大学天文台長となり、1910年に引退するまでヘリオメーターを用い、238星の年周視差を実視観測。また獅子座流星群の流星の出現、消滅点の高さの決定方法を開発し、流星の実速度の測定に成功。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報