20世紀西洋人名事典 「ウォルフガングパウリ」の解説
ウォルフガング パウリ
Wolfgang Pauli
1900.4.25 - 1958.12.15
スイスの物理学者。
元・チューリヒ連邦工科大学教授,元・プリンストン高等研究所客員教授。
ウィーン生まれ。
ミュンヘン大学でゾンマーフェルトに師事し、1921年学位を取得し、さらに、コペンハーゲンのボーアに師事する。’28年チューリヒ連邦工科大学教授を経て、’35年プリンストン高等研究所客員教授を歴任し、’48年再びチューリヒ連邦工科大学教授となる。’24年パウリの原理の発見、’29年場の量子論の定式化、’30年ニュートリノの存在の予言など場の理論の一般形式を定式化し、中間子論の展開に貢献する。’45年ノーベル物理学賞を受賞し、著書「相対性理論」(’21年)は不朽の名著といわれている。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報