20世紀西洋人名事典 「ウォールショインカ」の解説
ウォール ショインカ
Wole Soyinka
1934.7.13 -
ナイジェリアの劇作家,演出家,俳優,詩人。
パリ・アフリカ文化センター所長。
アベオクタ生まれ。
ヨルバ族の出身で、イギリスのリーズ大学に留学。その頃から演劇に目覚め、帰国後、劇団「オリスン」を創設。ナイジェリア内戦の時ビアフラ側につき、連邦政府を批判したため、投獄される。その体験をもとに詩や小説、散文を書く。出獄後自ら米国に出国。1960年帰国し、イバダン大学、イフェ大学両教授を務める。’84年パリのアフリカ文化センター所長。代表作に小説「通訳者たち」(’65年)、「異変の季節」(’73年)、評論集「神話・文学・アフリカ世界」(’76年)等がある。’86年ノーベル文学賞受賞。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報