現代外国人名録2016 「ウラジーミルソローキン」の解説
ウラジーミル ソローキン
Vladimir Georgevich Sorokin
- 職業・肩書
- 作家,脚本家,劇作家
- 国籍
- ロシア
- 生年月日
- 1955年8月7日
- 出生地
- ソ連ロシア共和国ブイコヴォ(ロシア・モスクワ州ブイコヴォ)
- 学歴
- グプキン記念石油ガス大学
- 受賞
- アンドレイ・ベールイ賞〔2003年〕,ゴーリキー賞〔2010年〕
- 経歴
- デザイナー・画家として書物の装丁などを手掛ける。1970年代後半はコンセプチュアル芸術運動に関わりながら、小説や戯曲の執筆を始める。’85年当時のソ連を象徴する風景だった行列を戯画化した長編小説「行列」をパリで発表して作家としてデビュー。政治・宗教・哲学・恋愛といったものをスプラッタやポルノやスカトロジーなどと組み合わせる悪趣味さが持ち味で、ペレストロイカ下でもなかなか出版されなかったが、’92年「四人の心臓」(’91年)がロシア・ブッカー賞にノミネートされ次々に作品が出版されるようになる。2010年には「氷」(2002年)でゴーリキー賞を受賞。英語圏などでも高く評価される。他の作品に「マリーナの三十番目の恋」(1982〜84年)、「ロマン」(’85〜89年,邦訳’98年)、「愛」(邦訳’99年)、「青い脂」(’99年,邦訳2012年)、「プロの道」(2004年),「23000」(2005年)、「オプリーチニクの一日」(2006年)、「砂糖のクレムリン」(2008年)、「吹雪」(2010年)などがある。映画製作にも携わる。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報