現代外国人名録2016 の解説
ウラジーミル ワシーリエフ
Vladimir Viktorovich Vasiliev
- 職業・肩書
- バレエ振付師・演出家,元バレエダンサー 元ボリショイ劇場芸術総監督
- 国籍
- ロシア
- 生年月日
- 1940年4月18日
- 出生地
- ソ連ロシア共和国モスクワ(ロシア)
- 学歴
- モスクワ舞踊学校(ボリショイ・バレエ学校)〔1958年〕卒
- 勲章褒章
- メリット勲章(フランス)〔1999年〕
- 受賞
- ニジンスキー賞〔1964年〕,レーニン賞〔1970年〕,ソ連人民芸術家〔1973年〕,ソ連国家賞〔1977年〕,ディアギレフ賞〔1990年〕,ロシア連邦国家賞〔1991年〕,ウィーン国際バレエコンクール第1位〔1959年〕,ヴァルナ国際バレエコンクール第1位(第1回)〔1964年〕
- 経歴
- 1958年からボリショイ劇場に所属、’59年「石の花」のダニーラ役でデビュー。同年ウィーン国際バレエ・コンクール第1位。’60年の「せむしの仔馬」、’64年「レイリとメジュヌーン」で大成功を収める。同年ニジンスキー賞受賞、第1回ヴァルナ国際バレエコンクール第1位。ダンサー時代は、ボリショイ・バレエの歴史の中でも、ひときわ輝く逸材で、「スパルタクス」(’68年)などグリゴローヴィチの諸作品の成功に大きく貢献した。’70年代から振付・演出も開始し、「アニュータ」(’86年)などのヒット作を生んだ。’80年代後半にボリショイにおけるグリゴローヴィチの独裁体制を公然と批判し、ボリショイから追放される。’90年クレムリン大会宮殿バレエ団芸術監督、’93〜95年ローマ歌劇場バレエ団芸術監督。’95年3月エリツィン政権による機構改革でボリショイ劇場芸術総監督に就任。2000年9月解任。他のレパートリーに「くるみ割り人形」「ジゼル」「ドン・キホーテ」「イワンの雷帝」「海賊」「ペトルーシュカ」、振付演出作品に「イカロス」(1971年)、「この魅惑の響き…」(’78年)、「マクベス」(’80年)、「ロミオとジュリエット」(’90年)、「シンデレラ」(’91年)などがある。映画にも数多く出演。’92年ペルミ・バレエ公演「アニュータ」で来日。’97年、’99年再来日。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報