コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

せむし

1件 の用語解説(せむしの意味・用語解説を検索)

世界大百科事典 第2版の解説

せむし

人の背中の中央にあって体を支える脊柱は,胸椎の部分で後方凸に,腰椎の部分で前方凸に軽く曲がって生理的湾曲をつくっている。ときにこの湾曲が異常となり,背中の一部が円く突出した状態を〈せむし〉という。胸椎と腰椎の移行部が盛り上がるくる(佝僂)病性円背(〈佝〉も〈僂〉も〈せむし〉の意)がその典型で,鳩胸を合併する場合が少なくない藤原明衡の作とされる《新猿楽記》の13番目の娘(十三の君)はこの例と考えられ(〈偊僂(くぐせ)にして鴒胸(はとむね)なり〉),V.ユゴーの《ノートル・ダム・ド・パリ》のカジモドQuasimodo先天性奇形にくる病性変形が加わっている。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内のせむしの言及

【くる病(佝僂病)】より

…小児にみられるビタミンD欠乏症(大人ではビタミンD欠乏は骨軟化症として現れる)。佝僂はせむしの意で,この病気は古くから知られていたが,その病態は長いこと明らかではなかった。17世紀にはF.グリッソンがくる病について詳細に記述している。…

【脊椎カリエス】より

…脊椎骨のうち,椎体の侵されるものが大半を占め,脊椎骨の後方部分を形成する横突起,椎弓,関節突起,棘(きよく)突起などは侵されにくいので,脊椎骨全体として前方の椎体のみ圧潰され,そのため罹患椎部は特徴ある限局した後彎(こうわん)を呈し,とがって後方に突出することが多く,角状後彎と呼称される。数多くの脊椎骨が罹患し,角状後彎の上下に全体として後彎を呈すると亀背,いわゆる〈せむし〉となる。 疼痛が初発症状のことが多く,この疼痛のために傍脊椎筋の反射性緊張を起こして脊椎のしなやかさを失い(不撓性),小児などでは脊椎運動によって疼痛を起こすので,脊椎を動かさざるをえない衣服の着脱などをいやがるため,入浴などをいとうようになる。…

※「せむし」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

せむしの関連キーワード礎石主柱甲羅脊梁背鰭中州中の間尾橇リーフ・コア背中の変形

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

せむしの関連情報