20世紀西洋人名事典 「ウンベルトボッチョーニ」の解説
ウンベルト ボッチョーニ
Umberto Boccioni
1882.10.19 - 1916.8.17
イタリアの画家,彫刻家。
レッジョ・ディ・カラブリア生まれ。
ディビジョ二スムからキュビスムに、徐々に未来派のダイナミックな表現にと至る。マリネッティの「未来派宣言」(1909年)に共鳴。「未来派画家宣言」(’10年)に署名。理論的にも中心的存在となる。主な作品に「上昇する都市」(’10年、ニューヨーク近代美術館蔵)などがあり、’11年以降は彫刻の製作を開始し、時代の速度と運動の表現を通して、未来派の理想に最も忠実な芸術家となる。彫刻作品に「空間の連続性における単独の形態」(’13年、ミラノ近代美術館蔵)等がある。’16年ベローナで落馬のため34歳で死去。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報