20世紀西洋人名事典 「ウージェーヌギュビック」の解説
ウージェーヌ ギュビック
Eugène Guillevic
1907.8.5 -
フランスの詩人。
カルナック生まれ。
1926年から官吏として働きながら詩作にふけり、最初は神秘的傾向が強かったが、スペイン戦争などの体験を経て、第二次大戦中レジスタンス運動に参加する。故郷ブルターニュの荒涼たる自然を極度に凝縮された語法で語る詩集「水陸」で注目される。雄弁や叙情を排し、簡潔な表現によって事物の本質に迫る独得の詩境を開く。主な作品に、「カルナック」「仕切壁」「領地について」など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報