詩境(読み)シキョウ

デジタル大辞泉 「詩境」の意味・読み・例文・類語

し‐きょう〔‐キヤウ〕【詩境】

詩に歌われた境地。また、詩を作るときの心境

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精選版 日本国語大辞典 「詩境」の意味・読み・例文・類語

し‐きょう‥キャウ【詩境】

  1. 〘 名詞 〙 詩になる風景詩心を催させるような風景。転じて、詩の生まれる心境、境地。詩を作るときの心境。また、詩にうたわれている境地。
    1. [初出の実例]「文場猶嗜照窓影、詩境更耽過竹音」(出典本朝麗藻(1010か)下・夏日同賦未飽風月思、深字〈源則忠〉)
    2. 「炬燵に入って吟ずると実に好(いい)詩だが、併し実際其場に臨むでは詩境よりも寧ろ苦境である」(出典:思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉二)
    3. [その他の文献]〔白居易‐秋池詩〕

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普及版 字通 「詩境」の読み・字形・画数・意味

【詩境】しきよう(きやう)

詩の境地。唐・劉商〔師に酬問す〕詩 處(を)る無し 佛として瑠璃(るり)に似たり 詩、何人か到らん 禪心、詩にぎたり

字通「詩」の項目を見る

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