エドウィンバレロ(その他表記)Edwin Valero

最新 世界スポーツ人名事典 「エドウィンバレロ」の解説

エドウィン バレロ
Edwin Valero
ボクシング

プロボクサー WBC世界ライト級チャンピオン
生年月日:1981年12月3日
国籍:ベネズエラ
出生地:メリダ州ボレロアルト
経歴:幼少の頃からストリートファイトで鍛える。アマ時代の戦績は、通算86勝(57KO)6敗。2002年7月対エドゥアルド・エルナンデス(ベネズエラ)戦でプロデビューし、1回TKO勝利。2004年は頭部手術を受けた影響で米国のライセンスを剥奪され(2008年に再取得)、1年間活動できなかった。2005年日本の帝拳ジムと契約を結び、2006年より日本を拠点とする。同年2月デビューから18試合連続1回KO勝ちの世界記録を樹立。“デビューから”に限定しない1回連続KO勝利でも世界タイ記録。8月20戦目でビセンテ・モスケラ(パナマ)を10回TKOで破り、20戦全勝(20KO)でWBAスーパーフェザー級王座を獲得。2007年12月ディアス(メキシコ)にTKO勝ちし、3度目の防衛に成功。2008年6月嶋田雄大にTKO勝ちし、4度目の防衛に成功。その後、王座を返上。2009年初めに妻がホームシックになったため、ベネズエラに帰国。帝拳ジムとの契約も解消した。4月WBC世界ライト級王者決定戦でアントニオ・ピタルア(コロンビア)に2回TKO勝ちし、2階級制覇を達成。2010年2月にはアントニアデマルコ(メキシコ)との2度目の防衛戦に成功。重量が上の階級で戦うため王座を返上したが、4月妻を殺害したとしてベネズエラ警察に逮捕され、その後、拘置施設内で首吊り自殺しているのが見つかった。デビュー以来、通算27戦ですべてKO勝ちという世界記録を樹立し、荒々しい攻撃から“KOダイナマイト”の異名をとった。ニックネームは“ザ・インカ”。170センチの左ボクサーファイター。

出典 日外アソシエーツ「最新 世界スポーツ人名事典」最新 世界スポーツ人名事典について 情報

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