20世紀西洋人名事典 「エフレムジンバリスト」の解説
エフレム ジンバリスト
Efrem Zimbalist
1889.4.9 - 1985.2.22
米国のバイオリン奏者。
元・カーティス音楽学校校長。
ロシア(ロストフ)生まれ。
旧名Efrem Aleksandrovich Tsimbalist。
ペテルブルグ音楽院でアウアーに師事し、18歳の時にベルリン・フィルとともに、ブラームスのヴァイオリン協奏曲を演奏して注目を浴びた。1911年に米国でデビューし同年に帰化した。’14年にメトロポリタン歌劇場の花形歌手アルマ・グルックと結婚した。’28年からはカーティス音楽学校で教え、’41年から校長となる。2年後には同校創始者の未亡人メアリー・ルイズと再婚した。’50年代は演奏活動から引退し、子弟の教育と作曲に尽力した。江藤俊哉は門下の一人である。また、’22年を第一回として5回来日している。長男のエフレム・ジンバリスト,Jr.は俳優。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報