現代外国人名録2016 「エマニュエルリヴァ」の解説
エマニュエル リヴァ
Emmanuelle Riva
- 職業・肩書
- 女優
- 国籍
- フランス
- 生年月日
- 1927年2月24日
- 出生地
- ヴォージュ県レミルモン
- 受賞
- ベネチア国際映画祭最優秀女優賞(第23回)〔1962年〕「Thérèse Desqueyroux」,ヨーロッパ映画賞女優賞(第25回)〔2012年〕「愛、アムール」,全米映画批評家協会賞主演女優賞(第47回)〔2012年〕「愛、アムール」,ロサンゼルス映画批評家協会賞(第38回)〔2012年〕「愛、アムール」,セザール賞最優秀主演女優賞(第38回,2012年度)「愛、アムール」
- 経歴
- 幼い頃から憧れていた演劇の道に進むため、パリに出て演劇センターで演技を学ぶ。1953年「英雄と兵士」で初舞台、以後舞台中心に活躍。’58年アラン・レネ監督に認められ、マルグリット・デュラス原作の日仏合作映画「二十四時間の情事」(原題・「ヒロシマ・わが愛」)に岡田英次の恋人役で主演、この作品はヨーロッパでは高く評価された。2012年ミヒャエル・ハネケ監督の「愛、アムール」にジャン・ルイ・トランティニャンと共演、ヨーロッパ映画賞など受賞し、アカデミー賞主演女優賞にもノミネートされた。他の出演作に「ゼロ地帯」(’60年)、「Thérèse Desqueyroux」(’62年)、「恐喝」(’64年)、「先生」(’67年)、「栄光への5000キロ」(日本映画,’70年)、「自由、夜」(’83年)、「熱砂に抱かれて」(’91年)、「トリコロール/青の愛」(’93年)、「華麗なるアリバイ」(2007年)などがある。2008年、「二十四時間の情事」の撮影で来日した際、自身が広島で撮った写真約500枚が発掘され、その腕前と資料性が高く評価されてネガは映画保存機関シネマテーク・フランセーズでデジタル化された。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報