エミールノルデ(その他表記)Emil Nolde

20世紀西洋人名事典 「エミールノルデ」の解説

エミール ノルデ
Emil Nolde


1867.8.7 - 1956.4.13
ドイツの画家
シュレスウィヒノルデ生まれ。
本名エミール・ハンセン〈Emil Hansen〉。
工芸学校教師を経て、1899年以後、ミュンヘンなどで絵画を学び、表現主義的な独自の画風を作り出した。一時表現主義グループの「ブリュッケ」に所属したが、後に独自の探求を始めた。1914年に極東、日本、東南アジアを旅行。第一次世界大戦後はベルリン、ゼービュルに住み、製作に励んだが、ナチスにより退廃芸術として弾圧された。水彩画絶品であり、人物、風景などを鮮烈な色彩で幻想的に描き、’09年頃から宗教的主題にも取り組んだ。代表作に「マリア・エギュプティアーカ」(’12年)などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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