20世紀西洋人名事典 「エリーメチニコフ」の解説
エリー メチニコフ
Élie Mechnikov
1845.5.16 - 1916.7.16
フランスの動物学者,医学者。
元・オッデサ細菌研究所長,元・パストゥール研究所長。
ロシア出身。
別名II’ya II’ich Mechnikov。
ハリコフ大学で動物学を学び、ギーセン、ゲッティンゲン大学に留学、1865年学位取得、帰国後オデッサ大学動物学講師、教授を務め1882年辞職。その後イタリアのシチリア島で海洋生物学を研究、1888年パストゥール研究所に招かれ、1896年所長となる。1892年白血球の食菌現象を発見、病理、毒素および抗毒素に関する研究に移り、食作用説に発展、「炎症の比較病理学」(1892年)、「感染における免疫」(1900年)等を著し、1908年、免疫学上の業績によりエールリッヒとノーベル生理・医学賞受賞。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報