エレクトロスターリ(読み)えれくとろすたーり(その他表記)Электросталь/Elektrostal'

デジタル大辞泉 「エレクトロスターリ」の意味・読み・例文・類語

エレクトロスターリ(Elektrostal'/Электросталь)

ロシア連邦西部、モスクワ州都市。1928年までの旧称ザチシエ。首都モスクワの東約50キロメートルに位置する。ロシア革命後、電気製鋼業、重工業が発展し、同国有数の企業が集まる。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「エレクトロスターリ」の意味・わかりやすい解説

エレクトロスターリ
えれくとろすたーり
Электросталь/Elektrostal'

ロシア連邦西部、モスクワ州の工業都市。モスクワの東約50キロメートルにある。人口14万7600(1999)。ロシア革命(1917)後、電気製鋼業が始められ、市の名称は「電気製鋼」を意味している。第二次世界大戦中、重機械製造工場が建設され、冶金(やきん)設備を製造している。1928年まではザチシエЗатишье/Zatish'eとよばれ、38年に市となった。

[中村泰三]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エレクトロスターリ」の意味・わかりやすい解説

エレクトロスターリ
Elektrostal'

1938年までザチシエ Zatish'e。ロシア西部,モスクワ州の都市。モスクワの東約 50kmにある製鋼都市。現市名はロシア語で「電炉鋼」の意で,ロシア革命直後,市に電気製鋼工場が造られたことに由来する。第2次世界大戦中に重機械工業が設立され,現在,冶金設備生産の中心地となっている。モスクワとウラジーミルを結ぶ幹線鉄道から分岐する支線が通じる。人口 15万5324(2010)。

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