デジタル大辞泉 「エンドセリン」の意味・読み・例文・類語 エンドセリン(endothelin) 血管内皮細胞から形成・放出される強力な血管収縮因子。昭和63年(1988)、真崎知生らにより発見された。21個のアミノ酸からなるペプチド。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エンドセリン」の意味・わかりやすい解説 エンドセリンendothelin 1987年に日本で初めて実体が明らかにされた蛋白性ホルモンで,血管を強力に収縮する作用がある。これまでに発見されたどのホルモンよりも血管収縮作用が強いので,血圧の上昇に重要な役割を持っていると考えられている。そのため,エンドセリンの作用を抑える物質が高血圧の治療薬になる可能性が示唆されており,武田薬品を筆頭に内外の主要医薬品企業が研究開発にしのぎを削っている。最近,高血圧のほか,腎不全,心筋梗塞 (こうそく) ,クモ膜下出血,喘息,その他のショックによる心身こう弱にも関係していることが解明されつつある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
化学辞典 第2版 「エンドセリン」の解説 エンドセリンエンドセリンendothelin 略称ET.血管内皮細胞由来の血管収縮因子で,3種類のサブタイプ(ET-1,ET-2,ET-3)が存在する.いずれも21個のアミノ酸残基からなり,2個のジスルフィド結合を有する.内皮細胞以外の細胞でも合成されることが明らかになっている.[CAS 116243-73-3] 出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報 Sponserd by
栄養・生化学辞典 「エンドセリン」の解説 エンドセリン 血管内皮細胞が産生する血管収縮作用のあるペプチド.3種類あり,ET1,2,3とされる. 出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報 Sponserd by