20世紀西洋人名事典 の解説
エードゥアルト シュプランガー
Eduard Spranger
1882.6.27 - 1963.9.17
ドイツの哲学者,教育学者。
元・テュービンゲン大学教授。
ベルリン生まれ。
ライプチヒ、ベルリン大学の教授を経て、第二次世界大戦後はテュービンゲン大学教授を務めた。恩師ディルタイの哲学に影響を受け、歴史主義と生の哲学の流れを汲み、主著「生の形式」(1920年)において、人間類型を理論的、経済的、審美的、社会的、宗教的、権力志向的の六つに類型化し、それらに応じた文化領域を定義した。また、心理学を基盤に文化哲学、教育哲学を構築するなど教育学の文野にも大きな業績を残した。著書はほかに「青年の心理」(’24年)、「たましいの魔術」(’47年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報